バカラさんのルプルプヘアカラーフォーム 1ヶ月使った感想

色合いが自然で綺麗です。これまでに白髪染めトリートメントは、キラリやレフィーネも使用してきましたが、ルプルプは仕上がりが断然綺麗な黒色に染まると私は感じます。

“初回 使用前”

“使用後”

白髪がたくさんあるのはわかっているのですが、染める側としてはなるべく自然な仕上がりに見せたいものです。その点からも、白髪染めトリートメントタイプ全体で見て、ルプルプは今後も購入していきたいと思える満足いく商品です。

クリームタイプ同様、染まり具合については非常に良いです。キラリを使用したときに気になったような、赤紫色になることもありませんでした。とても良い色具合に染まり満足しています。

しかし、染めた直後の色落ちが速いような感じがしました。

トリートメントタイプはデータとして比べて取っていませんので、あくまでも感覚的にですが、色落ちはムースタイプのほうが早いと感じました。

染めた直後からを比べると、ルプルプのクリームタイプは徐々に色落ちしていくという感じですが、ムースタイプは特に最初の2~3日での色落ちが早い気がします。染めた直後なのにもう白髪が見えてがっかり、という思いを何度かしました。

また、ショートヘアで5回目を終えて1本使い切りました。1ヶ月で1本使用ということになります。ですが、使用後の仕上がりを見て、生え際などもう少し多めに塗れば良かったと思うこともあったので、満足のいく仕上がりに持っていくには、コスト的にはもう少しかかると感じました。

同じムースタイプのキラリと比べてもやや割高です。ルプルプクリームタイプと比べても高く、コストパフォーマンスは悪いと感じました。

総合的には、染め上がりの色などはとても満足しましたが、同じルプルプならクリームタイプの方がいいと思いました。

全体的に外も中も半分は白髪という状態からのスタートです。特に頭頂部とサイドの白髪が多く目立っていましたが、1回目の使用でとても良く染まりました。

使用“前“

使用“後“

黒の色も自然で、キラリのように赤紫色に見えるようなことは無く、私はルプルプの色着きが好きだなと改めて実感しました。

2回目には、特に気をつけて塗ったわけでもないのですが、内側まで良く染まっていました。

キラリでは内側がなかなか染まらず苦労したので、ルプルプの泡は伸ばせないけれど、やはり中まで浸透しているのかなと感じました。

無理に伸ばそうとせず、少しずつ分けて髪に載せていく方が製品の良さを引き出せる気がしました。そのような特徴を理解して上手に塗れば、さらに綺麗に仕上がるのではと思います。

色が定着するよう使い初めから3回は続けて使用すると決めていました。2日目使用後の撮影では非常に良く染まっており、感心しました。

初日 使用“前”

使用1日目

使用2日目

ところが、3回目の使用前に、朝汗をかいたこともありシャワーを浴びています。つまり前日の使用後に洗髪していますが、次の使用前に1回多くイレギュラーで洗髪したことになります。

すると驚くほど色落ちしていました。

一気に色落ち

色がまだ定着していなかったのでしょうが、2回続けての洗髪でこれほど色落ちするとは思っていませんでした。

色着きはとても良いのですが、色落ちがこんなに早いとなると、週に何回染めれば良いのかと気になりました。

その後、色が定着し、使用回数を重ねていくうちに、染めてからの最初の2~3回の洗髪の後は、すすぎ湯に色が着くような、目に見える程の色落ちは終わるのがわかりました。それからは日毎にゆっくり色落ちしていき、段々と白髪が目立ってくるという感じでした。

つまり染めた直後の数日での色落ちが多いので、白髪が見えてくるのが早いです。色着きが良く仕上がりがとても綺麗なのに、キープできる時間がとても短く残念です。

個人的には、染めた直後から少しずつゆっくりと徐々に色落ちしてくれると嬉しいなと思います。

ルプルプのクリームタイプと同様に、頭皮への刺激やかゆみはまったく感じませんでした。私は染まりにくいので、初めから30分ほど時間をかけて行いましたが、大丈夫でした。

乾いた髪に使用し、使用後は洗髪しましたが、洗髪後の髪の毛のまとまりも良く満足です。公式サイトでも、髪が乾燥しないような保湿成分を配合しているとのことでツヤもあり、良いと思います。

キラリでは使用後にツヤを感じることは無かったので、ルプルプの方が優れていると感じます。ワックスなどを使用しなくてもまとまり、使用後の手入れがとても楽でした。

細くて小さいボトルです。私の手には小さいのか、ムースのついた手袋で追加分を出すときに滑って扱いにくかったです。

ムース自体は、以前同じムースタイプの白髪染めトリートメント キラリを使用したことがあるのですが、それよりも泡の密度が高く、手に取っても垂れるようなことはありませんでした。とても良いと思います。

垂れにくいムース

ところが泡がとても軽く、クリームタイプに比べ、頭に載せる前に回りに飛び散るということが何度かありました。またその他の白髪染めトリートメントと比べ、飛び散った汚れが落ちにくいです。その分色着きが良いということなのだろうと思ったので、塗るときに飛び散らないよう気をつければ問題ないと思います。

当然、素手で使うのは無理なので、手袋を使用したほうが良いです。指先についた汚れが翌日もきれいに落ちません。

素手だと色が落ちない・・・

付属でブラシがついていますが、私は初回しか使用しませんでした。生え際などに塗ることがブラシでは難しく、櫛よりも細かく塗れないように思え、うまく着色できないように感じたからです。手袋を使用し、手で直接気になるところに塗っていき、櫛で梳かして広げていった方が良いと思います。

結局一度しか使用しなかった櫛

また、手に取った泡を髪に載せてから周辺に広げようとすると、泡がすっと消えてしまうように髪に浸透してしまい、周辺に広く伸ばすということができません。その後ブラシや櫛などで梳かしてもだめでした。慣れるまで扱いが難しかったです。

今回のルプルプムースタイプで、色落ちとともに気になったのが、コストパフォーマンスです。ショートヘアで、5回の使用で1本使い切ってしまいます。

私は完璧に白髪が見えないほど頻繁に染めなくても気になりませんが、完璧を望むのでしたら週に2回は染めるかと思います。週に2回の使用でしたら、1ヶ月に2本必要ですので、1本3,780円は高いと思います。

説明書に使用量として、付属ブラシにショートヘアで約10ブラシとあり、1本は約40ブラシ分とあります。その通りに使用すれば、約4回の使用で使い切ることになり、週に1回の使用で1ヶ月は持たない計算になります。

今回は1ヶ月で1本の使用でしたが、使用後に見つけた上手に染められなかった箇所などを完璧に仕上げていたとしたら、もっと使用量が多くなったはずです。

週に1回の使用で充分満足というほど染めの持ちが良いわけでもないので、大事な外出などの前日にはイレギュラーで染めたくなると思います。

以前使用したキラリのムースタイプも1ヶ月で1本使い切りました。しかし、ルプルプムースタイプの方が若干高いですし、同じルプルプならクリームタイプの方が割安です。

髪に塗り、時間になったら綺麗にすすいで洗髪するという、かかる手間はクリームタイプと同じですので、それらを考え合わせると、コストパフォーマンスは悪いと感じました。

においは無く、ほぼ無臭です。また髪の毛を乾かしたあとにする白髪染め特有の薬品っぽい苦手なにおいもほとんど無く、気に入りました。

公式サイトにある「七つのこだわり」でも無香料とあったので、においが無いのでしょうが、個人的にはキラリのときに思ったように、アロマなどの香りが少しあるほうがいいなと思います。